警察官のモデル年収を紹介【22歳巡査~58歳警視の給与とボーナス、退職金】

警察官のモデル年収を、公表されている資料をもとに紹介していきます。

ここでは、大都市の警察本部に採用された大卒警察官の年収モデルを紹介していきます。

高卒でも同じくらいの年齢と階級であれば大卒警察官と大差はありませんので参考にしてください。

大卒初任給・巡査   年収3,839,660円

大卒初任給のモデル年収は3,839,660円です。

月の給与は235,562円(地域手当24,862円含む)で、期末手当は4.3か月分で6月と12月にわけて1,012,916円が支給されます。

採用されると大卒で6か月、高卒で10か月間を警察学校で訓練を受けることになり、巡査の階級からスタートすることになります。

25歳・巡査    年収4,079,303円

25歳で巡査の階級にある警察官のモデル年収は4,079,303円と公表されています。

月の給与は250,264円(地域手当26,414 円含む)で、期末手当は4.3か月分で6月と12月にわけて1,076,135円が支給されます。これらの年間の総額で4,079,303円となります。

世間一般の感覚からすると、年収400万円はサラリーマンの平均年収と大きな差はありませんので、20代半ばの年齢で400万円近くの収入を得ることができるのは恵まれた収入だと思います。

35歳・巡査長   年収5,244,617円

35歳の巡査長は、モデル年収では5,244,617円と公表されています。

巡査長は、採用から一定の年数が経っている巡査や優れた指導力を持っていると認められるといった者が巡査長の階級に昇進します。

月の給与は317,567円(地域手当33,517 円含む)で、期末手当は4.3か月分で6月と12月にわけて1,433,813円が支給されます。

40歳・巡査部長   年収6,336,870円

40歳の巡査部長は年収で6,336,870円のモデル年収となります。

月の給与は383,704円(地域手当40,498 円含む)で、期末手当は4.3か月分で6月と12月にわけて1,732,422円が支給されます。

巡査部長への昇任は、採用から大卒で2年、大卒者以外では4年を経過することで、巡査部長への昇任試験を受けることができるので20代で巡査部長へ昇進することも可能です。

45歳・警部補    年収7,501,495円

45歳の警部補のモデル年収は7,501,495円です。

月の給与は448,386円(地域手当47,325 円含む)で、期末手当は4.3か月分で6月と12月にわけて2,120,863円が支給されます。

警部補は警察官全体の30%ほどを占めている階級で、巡査部長から大卒で2年、高卒で4年の経験を経ることで、警部補の昇任試験の受験資格を得ることができます。

理論上の最速で考えれば20代で警部補に昇進することも可能です。

50歳・警部     年収8,371,777円

50歳の警部は、年収8,371,777円のモデルが公表されています。

月の給与は494,056円(地域手当52,145 円含む)で、期末手当は4.3か月分で6月と12月にわけて総額2,443,105円がいわゆるボーナスとして支給されます。

警部への昇任は、警部補として4年の経験を経ることで警部の昇任試験の受験資格を得ることができます。

55歳・警視(管理官)  年収8,751,937円

55歳・警視で管理官の役職についている警察官のモデル年収は8,751,937円とされています。

月の給与は516,491円(地域手当54,513 円含む)で、期末手当は4.3か月分で6月と12月にわけて総額2,554,045円がいわゆるボーナスとして支給されます。

管理官は課のナンバー2のポストで、警視として昇任当初は管理官などの役職で勤務することになります。

警視へは人物評価などで昇進することができます。

58歳・警視(所属長)  年収10,994,428円

58歳・警視はモデル年収で10,994,428円となります。

月の給与は654,576円(地域手当69,087 円、管理職手当96,000含む)で、期末手当は4.3か月分で6月と12月にわけて総額3,139,516円がいわゆるボーナスとして支給されます。

警視昇任後に管理官として勤務した後は、所属長である課長などとして勤務することが多くなります。課長などの所属長となると管理職手当がプラスされるため年収では1,000万円を超えることができます。

警察官の退職金の平均   22,008,000円

警察官の定年退職した者の退職金は平均22,008,000円となります。

中途退職を含めた場合の平均は16,389,000円となっています。

以上、警察官のモデル年収でした。

一般的に警察官の年収は、世間の平均年収よりも高いです。

公安職俸給表が適用されるため、同じ都道府県庁の行政職職員と比べても高いので、年収面ではかなり恵まれています。

リンク警察官の退職金  定年退職や自己都合の場合はいくら貰える?

リンク警察キャリア、準キャリア、ノンキャリアの出世スピードの比較

関連記事



■スポンサーリンク
■スポンサーリンク