【警察官】キャリア、準キャリア、ノンキャリアの出世スピードの違いはどれくらい?

警察官になるにはいくつかの採用ルートに分かれています。

大きく分けると、各都道府県の警察本部(東京都は警視庁)の採用試験を受けて警察官になった者国家公務員総合職試験を受けて警察庁に採用された者国家公務員一般職試験を受けて警察庁に採用された者に分けられます。

それぞれで、出世スピードが大きく違いがあります。以下で簡単に紹介していきます。

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キャリア、準キャリア、ノンキャリアの出世スピード

キャリア、準キャリア、ノンキャリアで以下の図のような出世スピードの差があります。

キャリアと準キャリアについては「昇任試験」を受けずとも、半ば自動的に昇進していくのに対し、ノンキャリアの場合は階級を上げていくためには昇任試験を突破していかなければなりません。

このような理由から、ノンキャリアの場合は、巡査部長で定年退職を迎える警察官もいれば、警視で退官をする者まで割と幅広く存在します。

階級 キャリア 準キャリア ノンキャリア
警視総監 58歳前後(1名のみ)
警視監 50歳以降
警視長 45歳前後 一部が昇任
警視正 37歳前後 45歳前後
警視 29歳 37歳前後 一部が昇任(50代以降)
警部 24歳 29歳前後 一部が昇任(40代以降)
警部補 22歳 24歳 30代以降
巡査部長 22歳 20代後半
巡査 22歳

キャリア

国家公務員総合職試験に合格し、警察庁に採用された警察官は、キャリア又は警察官僚などと呼ばれています。

例年20名前後がキャリアとして採用されていますが、そのほとんどが東京大学法学部卒です。

この警察官僚は、初任から「警部補」となり、将来は全員が「警視監となって警察幹部となることがほぼ確定しています(警視長の段階で内閣府に出向し、退官を迎える場合はこの限りでありません)。

ドラマでは、「踊る大捜査線」の室井慎次や真下正義、「相棒」の杉下右京、「名探偵コナン」の白鳥警部などがキャリアの設定です。

準キャリア

国家公務員一般職試験に合格し、警察庁から採用を受けた警察官は準キャリアと呼ばれています。

準キャリアは初任から「巡査部長」となり、将来は警視正警視長となって警察庁の中堅幹部になることが期待されています。

また、以前はノンキャリアの中から一部の者(年齢の低い警部補)を推薦組として再雇用し、現在の準キャリアと同等の取り扱いをしていましたが、全国転勤を嫌がる者が多く人材確保の面で問題が生じたため現在では推薦組の制度が廃止され、準キャリアとして新規採用を行う人事システムが創設されました。

ドラマ「相棒」の2代目相棒「 神戸尊」はこの準キャリアの設定です。

ノンキャリア

各都道府県警察本部で採用された通常の警察官です。大多数の警察官はこちらに属することになります。ノンキャリアの場合には、人によって出世の度合いが異なってきますが、平均的には警部補前後で退職する者が多いようです。

ノンキャリアであっても、極めて優秀な警察官は、警視警視正などに出世する者も存在します。

準キャリア警察官の出世モデル
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