宮内庁の職員になるにはどうすればいい?【採用・仕事・学歴】

宮内庁は、天皇皇后両陛下・皇族の方々に関わる事務をはじめ、宮中における儀式や行事、 皇室用財産や陵墓の管理などを行っています。宮内庁の職員数は平成30年末現在で1,027人(特別職・一般職含む)となっています。

他の省庁職員と比べて異なる雰囲気を持っている宮内庁ですが、職員になるにはどうすればいいでしょうか。下記で簡単に紹介していきます。

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宮内庁の職員になるには

宮内庁の職員になるには、主に、国家公務員一般職試験(大卒程度試験・高卒者試験)に合格し、官庁訪問を通じて宮内庁から内定を受けるのが主要なルートです。例年、この一般職から15人前後が採用されています。

下記の図は、人事院の資料を参考に、過去6年間の一般職からの採用実績を掲載しています。

■平成24年度~平成29年度 国家公務員一般職試験からの宮内庁の採用状況

採用年度 大卒程度(行政) 大卒程度(技術系) 高卒者試験
平成29年 5名 3名
平成28年 5名 3名 9名
平成27年 4名 2名 7名
平成26年 8名 2名 6名
平成25年 2名 2名 11名
平成24年 0名 0名 2名

                    ※出典:人事院

その他にも、御料牧場や正倉院事務所、宮内庁病院、宮内庁車馬課などで職員の公募が随時行われることがあるので、宮内庁のホームページを定期的に確認しておきましょう。

ちなみに、国家公務員総合職からの採用は近年ではほとんどないようなので、宮内庁を志望している場合には一般職試験からの方が入りやすいかもしれません。

ただし、宮内庁は他省庁からの出向者も多く、宮内庁長官をはじめ上級ポストの一部については、他の省庁からの出向者が就くことが慣例になっています。

学歴と採用実績

平成21年度~平成24年度に宮内庁で公表されていた資料を参考に、宮内庁に採用された者の出身大学を紹介します。

宮内庁では、主に国家公務員一般職(旧Ⅱ種・Ⅲ種)が採用の中心となっていて、平成21年度~平成24年度の期間内については、国家公務員総合職(旧Ⅰ種)からの採用者はありませんでした。

この期間の採用は、文学部を中心とした文系学部が中心を占めています。

■平成21年度~平成24年度 国家公務員一般職 宮内庁の採用実績

出身大学 採用人数
京都産業大学経済学部 1名
早稲田大学社会科学部 1名
早稲田大学第二文学部 1名
早稲田大学文学部 1名
東京外国語大学外国語学部 1名
國學院大學文学部 1名
法政大学法学部 1名
女子美術大学短期大学部 1名
千葉大学法経学部 1名
東京理科大学経営学部 1名
早稲田大学第一文学部 1名

※出典:宮内庁

宮内庁職員の退職後

宮内庁職員はその退職後に、どのような再就職を果たしているでしょうか。外務官僚や別の省庁から出向してきたキャリアも含まれていますが、合算して下記で紹介します。

平成19年~平成20年の間の公表資料では、課長・企画官以上の宮内庁職員の退職状況は以下の通りです。

■宮内庁 退職者の状況

退職前の役職 退職後
式部副長 三井住友海上火災保険株式会社 顧問
管理部管理課長 財団法人 菊葉文化協会 調査役
管理部大膳課長 宮内庁生活協同組合 常務理事
宮内庁長官 公益財団法人日本住宅総合センター 理事
東宮大夫  エーザイ株式会社 顧問
式部官長 近鉄グループホールディングス株式会社 顧問
式部官長  大塚製薬株式会社 業務管理部顧問
宮内庁長官 一般財団法人日本遺族会 昭和館館長

                   ※出典:宮内庁HP

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