準キャリア警察官の出世モデル

警察庁では、国家公務員採用一般職試験(大卒程度)の合格者から警察官を採用しています。

この警察官は準キャリアと呼ばれ、各専門分野において実務に精通した「スペシャリスト」となることが期待されています。

この準キャリア、出世面でも優遇されていて、ノンキャリアと比べとても有利に昇進することができます。

キャリア同様、無試験で階級が上がっていき、将来は警視正警視長の階級となって警察行政を担うことになります。

ドラマ「相棒」に出演する2代目相棒「 神戸尊」もこの準キャリアと言われています。(推薦組)

以下で、準キャリアの出世モデルを紹介していきます。

22歳       巡査部長

準キャリアは、初任で巡査部長の階級になります。

採用と同時に関東管区警察学校に入校し、全寮制の初任課程研修を受け、法学や警察実務、拳銃、柔剣道、逮捕術といった授業を受けることになります。

この研修を修了したあと、警察署の地域課(交番)や刑事課などで1年間勤務をします。ここでは主任の役職で、警察官の現場を肌で感じることになります

24歳前後     警部補

現場での勤務を終えたあと、関東管区警察学校に再び入校し、実務上の知識を補完する研修を受けます。そして、採用から一年後、24歳前後で警部補に自動的に昇進します。

その後、警察庁で係長心得などとして勤務することになります。具体的な仕事内容は施策の企画、立案の補助的な仕事になります。

29歳前後     警部

警部補として3年ほどの勤務後、警部へと昇進。警部昇進時は警察大学校での研修を受けます。

警視庁の係長、警察署の課長代理として勤務経験を積み、再び警察庁で勤務することになります。

警察庁では係長として勤務し、施策の企画立案、都道府県警からの質疑応答や会議出席など、行政官としての職務を中心に担います。担当する業務や法令については熟知していなければなりません。

37歳前後     警視

警視の階級は、警察官全体の2.5%程度しかおらず、ノンキャリアからの出世は難関です。準キャリアの場合は、採用から15年~16年目で警視へ昇進します。

警察庁では課長補佐として勤務し、施策の企画や立案などの職務を行います。県警本部に異動すると、課長管理官などとなり指揮官として役割を担います。

45歳前後     警視正

採用から25年目以降、順次警視正に昇任していきます。準キャリアであればほぼ警視正までは出世することが可能と言われています。

警察庁では理事官や室長、都道府県警察では部長などとして、専門能力を発揮しながら勤務することになります。

準キャリアは本人の能力に応じて、最高で警視長まで出世できると言われています。警視長に出世すると小規模な県警本部の本部長、警察庁の課長などの役職に就くことになります。

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