ブラックボックスの記述採点ですが、句点を忘れた場合はどのように採点されるのか紹介していきます。
丸(句点)を忘れたら0点か?
一部の予備校講師や受験経験者の中で、句点を忘れると0点、減点されると言われていたことがあります。
現在では0点にはならないという意見が主流になっています。
その根拠として過去の試験センターの模範解答にあります。
試験センターの模範解答にも句点がない時がある
令和3年度の行政書士試験 問45
C が 、 本 件 代 金 債 権 の 譲 渡 禁 止 特約 に つ き 、 知 り 、 又 は 重 大 過 失 によ り 知 ら な か っ た 場 合
字数は40字ですが、この年度のセンターの模範解答にも句点がありませんでした。10年ほどの前の解答にも句点がありません。
模範解答で句点がないなら、0点になる可能性は低いと言えるでしょう。
ただ、試験委員が変われば評価の基準も変わる可能性があるため、過去は良くても、現在はダメとされる可能性も無くはないです。
ちゃんと文字数や句点は意識して、記述対策を行うことが大切です。
送り仮名を間違えた場合
送り仮名ミスは、例えば、義務付けの訴えを義務付の訴えとする場合などがあります。
このような場合には、減点リスクがあります。
場合によっては、その部分点が入らない可能性もあります。
最小字数は?
過去の試験センターの模範解答では、最小文字数は34文字だったことがあります。
34字以上であれば減点リスクは低いと言えます。