国交省キャリア(事務系)の出世モデル 係長、課長補佐、課長まで何年かかる?

国交省は、他の省庁に比べて技術系職員が強い省庁と言われています。そのような国交省の中で、事務系のキャリアはどのように出世していくのか紹介していきます。

4年~6年     本省係長

事務系のキャリアは採用後4年~6年目頃に本省の係長となります。一般的に、この期間は政策の立案や法令の作成に携わることが多く、人によっては忙しい時期を過ごすことになります。

また、係長のうちに出先機関の課長として赴任したり、国内外の大学院へ留学する機会も設けられています。

7年目       本省課長補佐

採用7年目頃に、本省の課長補佐クラスに出世するのが平均的です。ここまでは同期ともほとんど差がなく一斉に昇進していくので、仕事ができない人であっても課長補佐までは順調に出世することができます。

本省の課長補佐は、国土交通省の政策の企画・立案の中枢となって活躍し、実務について裁量をもって働くことができるようになります。

また、課長補佐に出世したあたりから大使館の一等書記官、地方公共団体の部長や課長、出先機関の部長などへ出向し、ゼネラリストとして経験を積む機会も与えられています。

20年前後    本省室長、企画官

室長級への出世は職員によって個人差があるようですが、大半が20年~26年くらいを目安に室長に出世している様子です。

技官は出先機関や地方自治体での勤務が多いのですが、事務系のキャリアは国交省の本省で勤務することが多いです。

そのためなのか、課長や室長へ出世するスピードは事務系キャリアのほうがやや早いといわれています。

 25年前後    本省課長

人によってバラつきがありますが、23年~28年くらいを目安に本省課長へ出世します。幹部の一員として省内でも大切な役割を果たすことになります。

30年前後      本省局長

採用から30年前後、一握りが本省の局長クラスへ出世します。技官と事務官によって、さらには土木や建築などの試験区分によっても、出世できるポストが限られてきます。

なお、国交省における「事務次官」については、事務官はもちろん技官でも出世することができます。この場合は「道路局長」「水管理・国土保全局長」などの重要ポストを経験した後、技官の最高ポストである「技監」へ昇進し、その後「事務次官」につくというパターンが多いようです。

以上、国交省での出世を簡単に紹介していきましたが、実際の国交省や出先機関での生の声やリアルな残業時間、有休取得率を知りたい場合は、転職会議で調査することをお勧めします。

組織風土を把握したり、現場の残業時間などが分かるので志望の優先順位を定めるのに役に立ちます。

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