自治体と交渉する際、「主事」の肩書の職員とやり取りをする機会があると思います。
全体的な印象が分かるように簡単に紹介していきます。
地方自治体では一番下の役職
「主事」は地方自治体では係員級の役職で、簡単に言えば役職なしの平の職員です。
一般的には、「主任主事」「主任」「主査」「係長」よりも下位に位置します。
年齢層については採用されたばかりの若手から中堅がボリューム層となっています。
ただし、東京都においては課長補佐以下の職層を「主事」としていたり、一部の自治体は「主事」の位置づけが若干違っているので注意しましょう。
1.自治体の職制例
千葉県 | 千葉市 | 仙台市 | 静岡市 | さいたま市 |
副課長・主幹 | 課長 | 次長・部長 | 課長・参事 | 課長 |
班長・副主幹 | 課長補佐 | 課長・主幹 | 課長補佐・主幹 | 課長補佐・主幹 |
係長・主査 | 係長・主査 | 主査・係長・主任 | 係長・副主幹・主査 | 係長・主査 |
副主査 | 主任主事 | 主事・主任 | 主任主事 | 主任 |
主事 | 主事 | 主事 | 主事 | 主事 |
民間企業の場合はバラバラ
民間企業の「主事」の位置づけは様々です。
会社によっては課長級ということもあれば、係長級ということもあります。
その会社に直接聞いてみなければ、外部の人間からは分かりようがありません。
ただ、主事が部長級以上というケースは一般的にはあまりないので、課長級以下の地位であることが多いはずです。
独立行政法人の主事
独立行政法人でも稀に主事が使われることがあります。
組織によって位置づけは異なりますが、係長級で使われることがあります。
主事の英訳
「主事」の実態によって英訳は変わると思いますが、千葉県庁では「主事」の英訳を「Staff Member」としています。※出典:ちば国際情報ひろば
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