財政・金融のスペシャリスト「財務専門官」の昇進と特徴について

財務専門官は、国有財産の管理、金融機関の監督、予算執行調査などに従事し、将来は財務局の上席官や管理職になることが期待されている採用区分。

主に財務局で勤務することになりますが、財務省本省や金融庁、在外公館など様々な機関で働くチャンスに恵まれています。

以下で簡単に紹介していきます。

採用1年目~     財務局係員

採用後、財務省研修所において約2ヶ月間全寮制の研修を受けたあと、係員として現場に配属されることになります。

現場では、国有財産業務、金融機関に対する検査監督や地域の経済調査、地方公共団体に対する融資を行う部門などの部署に配属されます。

具体的な職務は、事務作業や情報収集、審査に関わる仕事多くなります。国の土地建物、自治体への融資資金などに関わる仕事は、何十億円というお金を動かすことなるため、責任は非常に重いものがあります。

採用8~9年目    財務局係長/本省係長

採用8年~9年で、財務局・財務省の係長へ昇進するのが平均的です。

財務局の係長級ポストは、企画係長や経理係長などの馴染みのあるポストの他に「国有財産管理官」「主計実地監査官」「金融証券検査官」など、財務局特有のポストが豊富です。

具体的な職務は配属される部門によって異なりますが、スペシャリストとして現場の主戦力となることが期待されています。

仕事においては、関係省庁・自治体との折衝、企業へのヒアリング、金融機関の現地調査など、人と接する機会は割と多いのでコミュニケーション力が大事になってきます。また、土地家屋調査士や金融機関の役員とも話をする機会があるので、対等に話ができるよう専門的な知識もしっかり身に着けておかなければなりません。

採用20年前後     財務局上席官 / 本省課長補佐

採用後20年目前後で、財務局では上席官(課長補佐級)、財務省本省では課長補佐へ昇進します。

財務局では各自チームで仕事を行っていますが、上席官はチーム内で指導的な立場となります。また関係機関との折衝時には上席官が主体となるので、専門知識や調整力を身に着ける必要があります。

能力による      財務局課長

能力次第では、財務局の課長級まで昇進することができます。財務専門官は多くが6級になれると言われているので、昇進の面では恵まれていると言えます。

能力による     財務局部長/財務事務所所長

財務省では、努力次第で財務局の部長や財務事務所の所長まで昇進が可能と公表されています

財務局はワークライフバランスがよい

部署によりますが、一般的に「財務局はが少ない」と言われています。残業時間は月平均20時間以下とも言われており、さらには、定時退庁日を設けるなどワークライフバランスの充実に積極的に取り組んでいる様子が見られるます。

どちらかと言うと、財務局のそのまた出先機関である財務事務所の方が残業が多いようです。定時で帰れることも多いのですが、遅くなると帰宅時間が21時になることもあるようです。

バランスのとれた待遇で人気が高い

・ワークライフバランスが良い

・おおむね昇進スピードが早い

・財務省の職員となれる

こういった理由からか、財務専門官の人気は非常に高く、国家一般職や他の専門官試験よりも難易度は上と言われます。

財務専門官は転勤がある

財務専門官のデメリットは管内での転勤があることです。転勤のない市町村職員と比較するとこの点がデメリットと言えます。ちなみに、管内での転勤の他にも財務省本省や金融庁、在外公館で勤務する可能性もあります。

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