生きていると、悲しみや怒り、嫉妬を感じる嫌な経験を何度もするものです。
これらの感情が湧き出てくると、「忘れたい」と思うのが当然でしょう。
しかし、これらの感情はうまく活用すれば強いエネルギーになります。マイナスの感情をエネルギーに変えて、勉強や仕事のモチベーションに変えるコツを紹介していきます。
負の感情はエネルギーになる
怒り、憎しみ、悲しみ、嫉妬などのマイナスの感情はエネルギーになります。
例えば、テストの成績の悪さを友人に馬鹿にされたら、次のテストでは高得点をとって友人を見返してやりたいと思うものです。
このときに感じた「見返してやりたい」という感情は強いエネルギーとなって、勉強に打ち込むモチベーションへと変わります。
このように相手から悪口を言われたときに感じた悲しみや怒りの感情を利用して、モチベーションに変えていきましょう。
負の感情をコントロールする
怒りや憎しみ、悲しみ、嫉妬などの感情を扱うには、うまくコントロールしてこそエネルギーに変換できるものです。
感情をコントロールするにはいくつかのポイントがあります。
精神的な安定が必要
基本的に、マイナスの感情はストレスになるので、土台として精神状態が安定していなければ押しつぶされてしまいます。
●イライラすることが多い
●マイナス思考
●倦怠感がある
など、精神的に余裕がないと感じるならば治す必要があります。
精神を安定させるには、生活習慣を繊細なほどに正すことが大切です。
食事を徹底的に見直し、適度な全身運動と熟睡できる環境が必要となります。
①禁煙、薬物依存でない
②朝食をとる
③睡眠時間8時間以上
④運動習慣がある
⑤肥満ではない
上記の項目について8万人を調査。全部守っている人はわずか5%しかいない。これらの項目を守るほど、鬱病や問題行動を起こす人が少ないという研究結果がある。 出典:ワシントン大学
お酒、タバコで気分を紛らわせない
嫌なことがあった日は、お酒やタバコで気を紛らわせたくなるものですが、我慢する必要があります。というのも、お酒でマイナスの感情を消しさることは、マイナスの感情を利用してモチベーションにするチャンスを逃すことになります。
マイナスのエネルギーは強力な力を持ち、何かを成し遂げる強い動機にもなります。
そんな強いエネルギーを利用するチャンスを、お酒のせいで逃してしまうのは非常に勿体ないないように思います。
負の感情を思い出す工夫
マイナスの感情はおおむね一日や二日程度で消えます。長くとも一週間もあれば、マイナスの感情の8割は忘れてしまうものです。
人間は忘れる生き物なので仕方がありません。
ただし、マイナスの感情をすぐに忘れてしまっては、勉強や仕事に打ち込むモチベーションに変えることができません。
悪口を言われたときに感じた感情を記録しておき、いつでも見返し、思い出す工夫が必要です。
例えば、
●手帳に記録する
●スマホやパソコンに記録する
●目に入るところに標語を飾る
など、悪口を言われたときに抱いた感情を記録しておくと、やる気がでないときに見返し、自分を鼓舞することができます。
まとめ
・悪口を言われる
・怒られる
・失敗する
・ライバルに先を越される
など、これらを嫌な出来事とだけとらえると人生にとってはマイナスでしかありません。
嫌な出来事があっても、「モチベーションを上げる好機」「人生が変わるチャンス」だと思えば、嫌な出来事も意味のある出来事に変わります。
このように、自分の人生にプラスに変えられるよう、考え方を変えてみると人生を豊かに変えることができるのではないでしょうか。