警察官僚へのなり方 【学歴、採用試験、採用人数、出世について】

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警察官僚になるには

警察官僚になるには、キャリア官僚を登用する「国家公務員総合職試験(院卒・大卒)」に合格し、警察庁との官庁訪問(面接)を受けて、採用内定を貰うのが大まかな流れです。

・毎年どれくらいの採用があるか?

事務系区分に絞って採用者数紹介してきます。

〇国家公務員総合職(院卒・大卒)警察庁の採用状況

年度 院卒者 大卒程度
平成31年 1名 16名
平成30年 1名 16名
平成29年 0名 19名

※出典:人事院

※上の数字には教養区分からの採用者数も含んでいます。

ちなみに、技術系区分も含めた採用者数の合計は、国家総合職の院卒者でH29年 12人 平成30年 4人、平成31年 6人。国家総合職(大卒程度)で平成29年 23人、平成30年 19人、平成31年 21人がトータルで採用されています。

・どういう人が採用されるか?

国家公安委員会の警察刷新会議の議事録の中で、下記のような記載があります。

警察庁警察官として使命感、正義感が強い人間が求められているようです。

「採用試験において、警察幹部による面接試験の比重を高め、使命感、正義感が強く真に警察官たるにふさわしい者の採用に努める。」

官庁訪問直前の警察庁担当者のメッセージの中では、以下のような記載もあります。

組織理念への共感、挑戦力、発想力、多様性などのワードが出てきています。

警察の組織理念に真に共感し、国の根幹を支え国民の夢や希望を守るため、既存の枠組や前例にとらわれず果敢に挑戦して、発想力豊かに解決策を創造していくことができる多様性溢れる有為な人材を求めています。

学歴

警察庁については、学歴が公表されていませんでした。

一般的に旧内務省の歴史を持つ警察庁は、伝統的に東大閥が強いと言われています。

また、警察庁主催の説明会が、東大、京大、早稲田、慶応、一橋で開催されてることから、この辺の大学が主要なライバルの目安になると思います。

〇リンク:国家総合職の合格者の学歴はどれくらいか? 各省庁の採用実績

採用後の仕事

キャリアとして警察庁に入庁すると、最初から警部補の階級です。1年後には警部となってその後は、警視監までぐんぐん階級が上がっていきます。

このように最初から幹部候補として扱われ、指揮官行政官としての仕事をメインにこなします。

具体的には、法案の立案や政策の企画、国会対応、府県警への質疑応答や会議出席など、官僚的な仕事がメインになるようです。

都道府県警に勤務すると、管理職として部下の管理や現場指揮などをこなします。

リンク:【20代で警視に昇進できる?】警察官僚の出世スピードはどれくらいか

※試験の詳細は警察庁のホームページを参照してください。

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