「会社が辞めさせてくれない」、「上司に話すのが怖い」
退職したくても、スムーズに辞めることができないことがあります。
そんな時は、メールで退職意思を伝える選択肢もあります。
誠意がある辞め方とは言いにくいですが、辞められずにズルズルと勤務を続けたり、音信不通なって消えるよりはよい選択だと思います。
以下、メールで退職手続きを行う上での注意点、参考となるメールの文面を紹介していきます。
退職メールの例文
件名:退職のご連絡(名前)
本文:
○○部○○課〇〇様お疲れ様です。
私事で恐縮ですが、このたび、一身上の都合により〇月末で退社したくご連絡いたしました。退職理由について、以前から体調不良が続き、業務に集中できない状態が続いているため、退職をして一度しっかりと休養をとることが必要と考え、誠に勝手ながら退職することといたしました。
本来であれば直接ご挨拶をすべきところ、メールでのご連絡となり失礼いたします。
これまで皆様には大変お世話になり、心よりお礼申し上げます。
この会社で培った経験を、今後も活かしていきたいと思っています。なお、退職手続について何かございましたら下記の連絡先へご連絡をいただけると幸いです。
メール:〇〇〇@〇〇〇
携帯:xxx-xxx-xxxx最後になりますが、皆様のさらなるご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
今まで本当にありがとうございました。
メールを使った退職の連絡は、気を配るポイントがいくつかあります。ここでは、スムーズに退職を伝えるための手順を紹介します。
①退職する旨を明確に伝える
メールの本文で、はっきりと退職する意向を伝えることが必要です。退職したい旨が曖昧に伝わると、上司も困ってしまいます。
②簡潔な退職理由
退職理由は簡潔に述べましょう。退職理由を記載することで、相手に理解してもらいやすくなります。
メールで即日退職したい場合には、退職理由は限られてしまいます。どうしても今日明日で退職したい理由を練る必要があります。退職理由で体調不良をその理由とするのは、簡単に伝えやすく、かつ、退職後に出社しない正当な理由となりますので、よく使われる退職理由の一つです。
③感謝と謝罪を伝える
退職の際には、これまでの経験やサポートに感謝の意を伝えることが大切です。また、迷惑をかけたことについては謝罪することも忘れずにメールの文面に盛り込みましょう。
④貸与物を返却する旨を伝える
最後に、貸与されたものがあればすみやかに返却することを伝えましょう。例えば、「業務用PCと制服については、速やかに返却させていただきますので、ご指示をお願いいたします。」など。
これらの手順に従ってメールを作成することで、スムーズに退職の連絡ができます。自分の状況に合わせて適切な言葉を選び、丁寧なメールを送りましょう
なお、事前に貸与物を会社に置いておくと、その後の手続きが楽となります。
貸与物を会社に置いておくと、後々、郵送で貸与物を返却する手間や貸与物の返却のため来社して欲しいと言われるリスクをなくすことができるので、あらかじめ会社に置いておく方が楽です。
メールでも怖い場合は退職代行を利用しよう
退職のメールをすると、上司と何度か退職に向けたメールのやり取りをしなければなりません。また、上司から電話がかかってくる可能性も非常に高いです。
退職の手続きには、相当なストレスがかかります。
退職する中で、上司とやり取りするのが気まずい人は退職代行を使っても良いと思います。
退職代行側が連絡窓口となってくれるため、本人が電話やメールの返信をする必要がなくなります。