会計事務所というと税理士、会計士、税理士科目合格者しか採用されないというイメージがあります。
実際に、大手の税理士法人(いわゆるBIG4)や中堅税理士法人、国際税務や相続税専門の会計事務所などは資格者が優遇されています。
具体的には税理士試験3科目以上で若さのある方が書類選考に通っているようです。
しかし、実際には簿記2級程度でも採用される事務所は数多くあります。
小規模な会計事務所は就職しやすい
いわゆる町の小規模な税理士事務所・公認会計士事務所・税理士法人などがこれに当てはまります。
事務所によって採用基準は異なりますが、若さ、資格、意欲、学歴、職歴などのどれかに強みがあると採用される可能性はぐっと上がります。
具体的には、金融機関の職員としてのキャリアがある人、大学新卒者・第二新卒者などの若さがある人、税理士資格1科目でもある人、社交性があって話すのが得意な方などは、選り好みしなければどこかしらには採用されます。
なので諦めないで応募をし続けましょう。
簿記2級しか持っていないという方でも、人柄などをアピールすることで合格の可能性はぐっと高まります。
小規模な事務所の場合は人柄で採用される
小規模な会計事務所の所長は事務所内では神様並みに発言権があります。
小規模な会計事務所の所長は厳しい人や癖のある人が多いのですが、面接時に所長とうまく気が合えば強みがなくとも即断即決で採用されることがあります。
というのも、小規模な会計事務所の場合はクライアントとの関係が非常に密接ですので、人柄が重要な武器となります。
逆に言うと、大手の税理士法人ほどクライアントも大手企業になりますので、ビジネスライクな付き合いになりがちです。
その為、大手税理士法人になるほど資格や知識が重視されているようです。
このように、中小の会計事務所では資格の有無だけでなく、人柄などの強味があれば採用される可能性がぐっと高まります。中小の事務所でキャリアを積んだ後、実務経験を得てさらに大規模事務所や企業の経理に転職するという選択肢も広がりますので、中小の会計事務所に応募してみてはいかがでしょうか。