国との交渉や会合の中で、企画官の役職の職員と出会うことがあると思います。
企画官がどんな役職なのか、その位置づけなどが分かるように、簡単に紹介していきます。
室長級の役職
企画官は主に中央省庁で使われる官職です。
企画官は局-課-係などのラインから離れた、室長級のスタッフ職の役職として運用されています。そのため、企画官は、課長補佐よりは上位で、課長や参事官よりも下位に位置しています。
企画官の役割については、重要な専門的事項についての企画や立案を行うのが役割となっています。
参考程度に、財務省大臣官房に置かれる企画官について、財務省組織規則の条文を以下で紹介します。
企画官は、命を受けて、大臣官房の特定の課の所掌事務に係る重要事項についての企画及び立案に当たる。
財務省組織規則第一条3
キャリアノンキャリアの割合
企画官は俸給では7級~8級が適用されています。
7級、8級の室長・企画官のポストに占めるキャリアとノンキャリアの割合は以下の通りです。
7級の室長・企画官のポストはその33.3%をキャリアが占め、66.8%をノンキャリアが占めています。
8級の室長・企画官のポストはその59.7%をキャリアが占め、40.3%をノンキャリアが占めています。
企画官への出世
キャリアの場合は、採用から17年目頃、30代後半から40歳くらいで昇任することが多く、その後は数年で本省課長や参事官、管区機関の部長級などへ昇任をしていきます。
ノンキャリアの場合は、その一部が採用から平均して32年目頃を目安に室長・企画官へ出世していきます。
企画官の英語訳
国税庁の内部部局の企画官は、Director (Research and Planning)が使用されています。