残業時間やモンスターペアレントの問題などで何かと話題になる教員ですが、このような大変な環境の中で教員の人材確保は自治体の重要な課題となっています。
人材確保の点で重要になってくるのはやはりそのお給料です。
今回は、教員志望の方に向けて、小中学校の教員がどれくらいの年収を貰えるのか、将来の人生設計の構築に役立ててもらうために紹介していきます。
小学校・中学校の教員の給与
公立の小学校・中学校の教員は、全国の平均で以下の給料額となります。
平均年齢:42.8歳 平均給与月額 418,462円(平均給料月額 359,806円 平均諸手当58,656円) |
上の数字は、平成29年度の総務省の地方公務員等給与実態調査から抜粋しています。
全体の平均では年収をイメージしにくいと思うので、以下で各役職ごとのモデルを紹介していきたいと思います。
小学校・中学校の先生のモデル年収
モデル年収を公表している自治体を参考に、公立の小中学校の教員のモデル年収を紹介していきます。
大卒初任級 教諭 年収386万円
大卒で小中学校の教諭になった人は、初年度から年収が386万円となります。
内訳は、諸手当を含めて給与月額が23.5万円、期末手当が103万円ほどとなります。
35歳 教諭 年収623万円
35歳の教諭は、モデル年収で623万円です。内訳は、諸手当を含めた給与月額が37.5万円、期末手当173万円ほどとなります。
35歳で623万円は世間的には大企業並みの年収となります。
45歳 教諭 年収735万円
45歳の教諭は、年収で約735万円ほどとなります。
内訳は諸手当を含めた月額で44.2万円、期末手当で204万円となります。
45歳 指導教諭 年収783万円
先ほどと同じ45歳ですが、指導教諭の場合は年収が783万円ほどです。
手当含めた月額で46.5万円、期末手当で225万円となります。
50歳 教頭 年収911万円
50歳の教頭先生は、年収で911万円ほどの年収モデルとなります。月額では56.1万円、期末手当で237万円ほどです。
55歳 校長 年収968万円
55歳の校長先生は、年収モデルでは約968万円となります。月額では58.9万円、期末手当では260万円となります。
校長となると1,000万円近い年収となります。
出典:大阪府庁
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