消防士の給料について、紹介していきます。
自治体ごとに給料額は多少の違いがあるので、今回サンプルを抽出して紹介していきたいと思います。
消防士の平均給料
まずは、全体の平均給料額を紹介します。
全自治体の平均給与月額は、394,599円となっています。
平成30年度地方公務員給与等実態調査「職種別職員の平均給与額」より
上の数字は、扶養手当や地域手当が含まれた数値です。これでは、分かりにくいと思うので以下でモデルを紹介していきます。
消防士の年収モデル
消防士の給料はあまりデータの公表がされていません。
一部の自治体で公表されている消防職の級別平均給与額を参考に、年収を算出したものを紹介していきます。
○消防士の級別平均年収
1級 | 22.2歳 | 3,343,298円 |
2級 | 28.4歳 | 4,391,130円 |
3級 | 36.9歳 | 6,011,011円 |
4級 | 50.3歳 | 7,350,090円 |
5級 | 50.9歳 | 7,653,346円 |
6級 | 53.6歳 | 7,905,409円 |
7級 | 55.3歳 | 9,849,980円 |
8級 | 57.8歳 | 11,321,795円 |
※参考:平成30年 名古屋市
上の数字は、消防職給料表に当該自治体の期末手当4.45 月分をかけて算出した推計です。
扶養手当や地域手当等も込みの金額です。
全体的には、警察官よりは低いですが、行政職よりは高い給料額となっています。
上記の表で言えば、トップクラスである8級まで出世できる人はほとんどいないと思いますし、大半は3~4級前後の階級までで出世が止まるケースが多いはずです。
それでも世間的には、大手企業の会社員と遜色ないくらいの給料水準になると思います。
消防士の退職金
消防士のみのデータは公表されていませんでしたが、先ほどの名古屋市の例では、一人当たりの平均退職手当額は以下の通りです。
上の数字は、行政職なども合算されていますが、消防職だけでもこれに準じる数字となるかと思います。
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