消防士の階級まとめ 【階級ごとの職務、英語訳、警察官との比較】

消防士の階級はあまり知られていなくて、消防指令、消防監と言われても一般的にはイメージがつきにくいですよね。

そんな疑問を解消するため、簡単に紹介していきます。

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消防士の階級とは

消防士の階級は、消防士から消防総監まで10階級が定められています。

それぞれイメージがしやすいよう紹介していきます。

消防士        Fireman

消防士は10階級中で一番下の階級です。

基本的には、係員や隊員、機関員として活動をする初級の消防吏員です。

全階級に占める「消防士」の割合は約18%です。

消防副士長      Assistant Fire Sergeant

消防副士長も初級クラスの階級です。こちらも役職なしの係員や隊員として、勤務をしています。

全階級のうちに消防副士長が占める割合は約10.3%です。

警察で言うところの巡査長に相当する階級です。

消防士長       Fire Sergeant  

消防士長は、初級幹部の階級です。

中核市規模くらいの消防本部では、副主任級の役職を務めることがあったり、消防ポンプ車などでは放水長を務めることもあります。

全階級に占める消防士長の割合は約27.7%で、警察官でいうところの巡査部長に相当する階級です。

消防司令補      Fire Lieutenant

消防司令補は中級幹部クラスの階級です。

人口30万人くらい規模の消防本部では、主任級の役職を担うことになります。その他、消防ポンプ車、救急車、はしご車などでは隊長を務めることもあります。

全階級に占める消防司令補の割合は、約25.9%くらいとなります。

消防指令      Fire Captain

消防指令は、中級幹部クラスの役職です。

人口30万人規模の消防本部では課長補佐や係長の役職を務める階級です。小規模な消防本部では、消防署長を務めることもあるようです。

全階級に占める割合は約13.4%ほどです。

消防指令長    Battalion Chief

消防指令長は、幹部級の役職です。

人口30万人規模の消防本部では、副署長や課長の役職を担う階級です。この規模の消防本部ではこの階級から管理職手当が支給されることになります。

人口10万人未満の消防本部では、そのトップである消防長(本部長)を務めることがあります。

警察の階級でいう警視に相当する役職と言えます。

消防監       Assistant Chief

消防監は幹部級の役職です。

人口30万人規模の消防本部では、部長や署長を務める役職です。

人口10万人以上の消防本部では、トップである消防長を務めます。消防監以上の階級は、全体の1%程度しかいません。

消防正監      First Assistant Chief

消防正監は、高級幹部クラスの階級です。

人口30万人規模の消防本部では、トップである消防長を務めます。

消防司監      Deputy Chief

消防司監は、高級幹部クラスの役職です。

主に、政令指定都市の消防長を務めます。

消防総監      Fire Chief

消防総監は、10階級の中で一番上の階級です。

東京消防庁の消防長を務める階級です。

※参考資料:総務省消防庁

以上、簡単に説明していきました。

さらにイメージしやすいように、以下で警察官との階級を比較していきたいと思います。

消防と警察の階級比較

消防吏員と警察官の階級を比較していきます。

参考として、人口30万人規模の消防本部での役職も真ん中に記載しておきます。

消防吏員の階級 参考)消防本部 警察官の階級
消防総監 警視総監
消防司監 警視監
消防正監 消防長 警視長
消防監 部長・署長 警視正
消防指令長 副署長・課長 警視
消防指令 課長補佐・係長 警部
消防司令補 主任 警部補
消防士長 副主任 巡査部長
消防副士長 係員 巡査長
消防士 係員 巡査

※参考資料:総務省消防庁

以上、消防士の階級の紹介でした。

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