不動産鑑定士になるには

不動産鑑定士になるには試験に合格する必要があります。
この試験には受験資格がありませんので、どなたでも受験することができます。

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不動産鑑定士試験の特徴

不動産鑑定士になるには、短答式(択一マークシート方式)と論文式の2段階の試験に合格する必要があります。

この短答式試験に合格したら翌々年まで短答式試験の科目合格が有効になるので、次の年の受験では論文式試験のみの受験で済みます。

短答式試験合格の年から3年以内に論文式試験に合格しない場合には、また短答式試験から受け直さなければなりません。

その為、この制度をうまく活用することで戦略的に合格を目指すことが可能になります。

不動産鑑定士試験の具体的な内容

不動産鑑定士試験には短答式試験と論文式試験の2段階の試験に合格する必要があります。

短答式試験は例年5月の中旬、論文式試験は7月下旬~8月上旬の日曜日が試験日になります。

■試験内容

短答式試験 行政法規(択一式40問/配点100点)
鑑定理論(択一式40問/配点100点)
論文式試験 民法、会計学、経済学(大問2問/配点100点)
鑑定理論(大問4問/配点100点・演習1問/配点100点)

なお、2016年の短答式試験の合格率は32.6%。論文式試験の合格率は14.5%でした。

他の士業試験よりも合格率は高いのですが、受験者の層のレベルもある程度高いものになりますので合格率に惑わされないようにしっかり勉強していきましょう。


不動産鑑定士の登録をするには実務修習が必要

不動産鑑定士の短答式試験、論文式試験に合格すれば不動産鑑定士になったも同然とも言えますが、試験に合格しただけでは不動産鑑定士を名乗れません。

短答式試験・論文式試験に合格した後、実務修習を終えると不動産鑑定士資格を取得することができるのです。

この実務修習は1年コースから3年コースの中で選択することができ、主に講義や実地演習などで不動産鑑定士の実務を学ぶことができます。

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