独立行政法人国立美術館は、文部科学省所管の中期目標管理法人です。
中期目標管理法人なので職員の身分は国家公務員ではありません。
給与額については、国家公務員の給与水準を参考に、学歴、試験、経験及び職務の責任の度合いを基に決定しています。
国立美術館の基本データ
■正式名: 独立行政法人国立美術館(Independent Administrative Institution National Museum of Art)
■資本金: 81,019,148,662 円(平成29年度)
■職員数: 職員131名人(2018年7月1日現在)
■所在地: 東京都千代田区北の丸公園3番1号
国立美術館の保有施設には、東京国立近代美術館 、京都国立近代美術館 、国立西洋美術館 、国立国際美術館 、国立新美術館 、国立映画アーカイブなどがある。
国立美術館職員の平均年収
国立美術館の常勤職員の平均年収は779.5万円です(平成29年度 国立美術館)
国からの財政支出が支出予算の8割を占めていることなどから、国家公務員の水準に準拠しています。平成29年度では、国家公務員の水準よりも若干下回っていて、給与水準は妥当とされています。
●平均年収 779.5万円
●常勤職員の職員数 90人
●平均年齢 44.4歳。
国立美術館 役職ごとの平均年収
国立美術館では、地方係員から本部係長まで平均年収が公開されています。
〇事務系職員
役職 | 平均年齢 | 平均年収 | 最高・最低年収 |
本部係長 | 40.2歳 | 626.5万円 | ~ |
本部係員 | 28.7歳 | 451.2万円 | 459万円~444万円 |
地方課長 | 52.8歳 | 895.4万円 | ~ |
地方室長 | 49.8歳 | 731.1万円 | ~ |
地方係長 | 45.0歳 | 654.6万円 | 782万円 ~ 531万円 |
地方主任 | 36.5歳 | 527.0万円 | ~ |
地方係員 | 29.2歳 | 433.7万円 | 468万円~356万円 |
〇研究職員
役職 | 平均年齢 | 平均年収 | 最高・最低年収 |
副館長 | 58.0歳 | 1148.4万円 | ~ |
学芸課長 | 50.7歳 | 1109.2万円 | 1245万円 ~ 975万円 |
主任研究員 | 47.4歳 | 864.6万円 | 1010万円 ~ 673万円 |
研究員 | 36.3歳 | 601.0万円 | 632万円 ~ 561万円 |
年齢別のモデル年収
国立美術館の年齢別のモデルを紹介していきます。なお、このモデル年収は国立美術館で公表しているものです。22歳大卒で330万円、35歳の本部主任で517万円、45歳本部室長で743万円となっており、国家公務員の水準に非常に近いモデルとなっています。
●22歳 大卒初任給 年間給与 3,308,000円(月額 179,200円)
●35歳 本部主任 年間給与 5,178,000円 (月額 316,920円)
●45歳 本部室長 年間給与 7,437,000円 (月額 443,400円)